缶バッジはアイドル・アニメ・声優・ジャニーズの運営にとって最高のドル箱グッズである

秋葉原を歩いていると、上着やリュック、トートバッグに物凄い数のアニメキャラの缶バッジを付けている人をよく見かけます。
下の生地が見えない程、整然と缶バッジで敷き詰められていて、見た目はドラクエの攻略本に出てくる「うろこのよろい」のようです。
偉い軍人が胸にたくさんの勲章を付けているのと同じで、缶バッジの数が多いほど偉いというルールでもあるのでしょうか。
今回は、このファングッズとしての缶バッジについて考察してみようと思います。

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缶バッジはわかりやすいファンアイテム

缶バッジは、ファンアイテムとして最もわかりやすいグッズです。
身に付けているだけで、そのファンだという事が一発で理解できます。
500円前後で買えるので、ついつい沢山買ってしまいますね。
いつの頃からか、この缶バッジをたくさん身に付ける風習が広がった気がします。

缶バッジを大量購入したくなる病気がある

この缶バッジ、なぜかハマると同じ物をいくつも買いたくなる病気が発症するようです。
買う人は本当に多くの缶バッジを買います。
理解できないレベルで買います。
極端なイベントの現場になると、「一人◯個まで」と販売制限がかかることもあります。
いったい何が、ここまで人を缶バッジ大量購入に向かわせるのでしょうか。

缶バッジは痛バッグの材料になる

缶バッジを大量購入する人の心理の根底には、やっぱり自己顕示欲があるのだと思います。
缶バッジを大量に買って、大量に身に付けて、イベント現場に行きます。

これを見た人は言うでしょう。

「すげーwww」
「ガチ勢ヤバいwww」
「これが強ヲタか……」

言われたら絶対に嬉しいでしょう。
これは麻薬や覚醒剤と同じです。

「もっと、ヤバいwww と言われたい」
「もっと、すげーwww と言われたい」
「現場で一番目立ちたい」

こうして、缶バッジを大量購入する人たちでのバトルが始まります。
もう誰にも止める事はできません。
いいぞ、もっとやれ!

そして最近流行っているのが「痛バッグ」というアイテムです。
これは無地のトートバッグ等に缶バッジなどのグッズをビッシリと並べてデコレーションします。
中には痛バッグの素地となるようなリュックも売っています。

現在、最も売れている痛バッグの素地です。
イベント現場で見かけた事も多いのではないでしょうか。

気になる缶バッジの製作コスト

グッズとして非常に使い勝手のいい缶バッジですが、だいたいひとつ500円前後で売られていると思います。
さてこの缶バッジ。
ひとつあたりの製作コストは、どのくらいなんでしょうか。

缶バッジ業者さんは現在、価格破壊の渦に飲み込まれており、血で血を洗うような争いが繰り広げられています。

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現時点で平均的な価格を打ち出している缶バッジ業者さんの価格表です。
横は缶バッジの大きさ、縦は注文数に応じた単価です。

個人ではなく公式グッズとしてなら当然、5000個以上の発注になります。
いかに缶バッジがグッズとして優れているかがわかると思います。



おわりに

製作コストの安い缶バッジを大量に買って身に付けて現場で自己顕示欲を満たすファンの行為は、運営とWin-Winの関係です。
これに周囲の人が水を差したり馬鹿にする行為は、厳に慎むべきです。
イベントは、グッズの売り上げで支えられているという一面があります。

イベント現場でこういった馬鹿騒ぎを目撃したら「いい意味で」馬鹿にしてあげて下さい。
彼らのおかげで、次のイベントもあるのかもしれませんよ。

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