フェスなんかで知らないアイドルグループのステージを観ると、たまにそのアイドルのヲタクが「言いたい事があるんだよ!」から始まるとても長い文言を叫び続けるシーンに遭遇する事があるかと思います。
これは「ガチ恋口上(がちこいこうじょう)」と呼ばれるコールの一種で、地下アイドル界隈では有名です。
しかし何も知らない状態だと、何度聞き返しても聞き取れないかと思います。
ここでは、今後アイドル現場に通い続けるなら幾度となく遭遇する事になると思われるガチ恋口上について考えてみましょう。
ガチ恋口上とは
そもそもガチ恋口上とは、こういうものです。
言いたいことがあるんだよ
やっぱり○○(推しメン)はかわいいよ
好き好き大好き やっぱ好き
やっと見つけたお姫様
俺が生まれてきた理由
それはお前に出会うため
俺と一緒に人生歩もう
世界で一番愛してる
ア・イ・シ・テ・ルーーー!!
これだけの長い口上ですから、当然長い間奏がある曲でないと入りません。
つまり、入る曲が限られてくるということです。
ガチ恋口上を入れる際に陥りやすい失敗例
そんなガチ恋口上ですが、入れる際に陥りやすい失敗例がいくつかあります。
自信がないようなら、ガチ恋口上を入れるのは控えた方がいいでしょう。
口上がうろ覚えの状態で入れようとする
ガチ恋口上は、口上の中でも特別長いものです。
まずしっかりと記憶しないといけません。
うろ覚えの状態では現場で頭が真っ白になってしまい、途中で忘れてしまう可能性が高いです。
これは最高に格好悪いです。
恥ずかしくなって尻すぼみになってしまう
普段は多くの仲間と一緒に叫んでいるのでガチ恋口上をできていると思いこんでいるヲタクにありがちなんですが、単騎状態で入れる機会があった時に、いざ叫んでみたはいいけど途中で恥ずかしくなってしまい尻すぼみになってしまうシーンがよく見受けられます。
これも最高に格好悪いです。
ガチ恋口上を入れるなら最後まで!
ガチ恋口上を入れるなら、それ相応の覚悟を持って臨んで欲しいところです。
最後まで声を張って入れて、途中では絶対にやめてはいけません。
そうしないと、周りの険しい目に晒されてしまう事になります。
いったん口から出たガチ恋口上は、引っ込める事はできません。
とにかく最後までやりましょう。
そもそも本当にガチ恋口上を入れたいのか
現場に通っているヲタクならともかく、初めてライブに来たようなファンからすれば、ひたすら長いガチ恋口上を聞かされるのは不快に思うかもしれません。
また、ヲタクの中にもガチ恋口上を嫌っている人は多いです。
理由は単純で、うるさいからですね(笑)
僕個人的には、ガチ恋口上というのはその現場でどうしようもなく高まったヲタクがひとりで入れるもので、毎回同じ曲で皆揃って入れるのはなんだかなあと思っています。
ガチ恋口上を入れるなら、それなりの覚悟を持って臨もう!
周りが全員対バン相手のヲタクで、完全に孤立してる状態でも堂々と叫びたい。
それくらいの想いがあるようでないと、あまりガチ恋口上を入れる意味がない気がします。
そのため、上に書いたガチ恋口上をそのまま現場で入れて「やっとできた!」と思うのも違うかなあと。
人には人それぞれのガチ恋口上があってもいいのではないでしょうか。
どうせならオリジナルのガチ恋口上をぶっ込んで周りを盛り上げるくらいの勢いで入れて欲しいものです。
ガチ恋口上を入れるなら、それなりの覚悟を持って、きっちりと最後までやり切りましょう。
途中でうやむやになったり尻すぼみになった時点で、それはただの迷惑行為です。
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