先日、某国民的アイドルの強ヲタに不幸があったようで、それに対して運営がとある計らいをしたという事で話題になっています。
詳しくは、このあたりのサイトを見てください。

簡単に説明すると、アイドルヲタクの女性が病気になってしまい、推しの卒業ライブを観ようと闘病生活を頑張っていたのですが、志半ばにして亡くなってしまい、卒業ライブ当日には運営の計らいで、その女ヲタのために最前ドセン席を確保してくれたという事です。
僕はとてもいい話だと思いましたが、よく思わない人もいるようで。
考え方は人それぞれですが、僕の考えを述べます。
このエピソードを叩く人の考え
このエピソードをtwitter上で叩く人が結構いる事に驚きましたが、よくツイートを見るとなんとなく考えている事が見えてきました。
女ヲタだから優遇されたのではないか
この亡くなったヲタクが女性だったから優遇されたのであって、(自分のような)男のヲタクだったら、こんな事は絶対にしてくれないだろうと考えている人がかなり多いようです。
僕のように30代後半で、そろそろ40代が見えてきたような年齢にもなると「そんなの当たり前だろwww」と思うんですけど、若かったりガチ恋だったりすると、許せないのかもしれません。
よく考えてみてほしいんですけど、仮に男ヲタがこういう状況になった場合に最前ドセン席が用意されたとします。
ほぼ確実に間違いなく120%病むだろお前ら……。
女ヲタは特別な存在なんだから認めてあげればいいのではないでしょうか。
ドルヲタたる者、こういったエピソードは素直にいい話だと拡散するべきだと思います。
……なんて思っていた自分が不勉強でした。
過去にこういった感動するエピソードがありました。

つまり、女ヲタだから優遇されたなんていう説は論破されてしまいました。
運営の話題づくりでしょ
卒業するメンバーも最大限に使ってカネを儲ける(話題をつくる)と考えている人も多いようです。
まあ、これに関しては否定できないところもあります。
しかし叩いている人のツイートをさかのぼってみると、まったくこのアイドルグループに興味がない部外者がほとんどだという事がわかります。
よくTogetterでバズっているようなまとめのコメントを見るといつも見かけるアイコンがありますが、そういう人にとっては格好の自分が大活躍できる場所なんでしょう。
強いヲタクだから贔屓された
彼女のツイートをさかのぼって見ると、総選挙の投票券を4000枚確保したというツイートがあります。
女ヲタクだからどうのこうの以前に、彼女は一般的なヲタクではなく、いわゆる「強ヲタ」だという事がわかります。
で、噛み付いている人は「この人の場合は大金を注ぎ込んでたから贔屓してるんでしょ。私が死んだって何もしてくれないに決まってる」みたいな事をツイートしているようです。
それに関しては「当たり前でしょ」という感想しかありません。
アイドル現場(ライブや接触イベント)にそれなりに通って、メンバーからの認知もある現場ヲタクと、ほとんど現場に行かないで曲だけ聴いているような在宅ヲタクでは、対応が変わるのは当たり前だと思います。
特にそのアイドルグループを黎明期から支えているような古参ヲタクと、つい最近知ったような新規ヲタクでは、運営の対応が変わってもおかしくはありません。
ここで重要なのは。
「自分は古参だから贔屓されて当たり前」と思うヲタク
「自分は新規だけど古参ばかり贔屓するのはおかしい」と思うヲタク
どっちもクソだという事です。
身に覚えがあるようなヲタクほど、この件に首を突っ込んでいるような印象を受けます。
まとめ
運営による粋な計らい(あえてこう書かせていただきます)によって、こんなハッピーな事になったようです。
#拡散希望
ポムポムまゆゆさんの席です。運営さんからの用意された席です。
細井支配人から、許可得て拡散してます。以前描いた、イラストに
ポムポムまゆゆ団扇、用意して席に置いてもらいました。麻友のサイン入りCDもあります。運営さんや、渡辺麻友さんのはからいです。 pic.twitter.com/LZhnaHn5q7— まゆゆ騎士団 団長 (@mknanz) 2017年10月31日
この問題って、日本だから起きるものだと思っています。
たとえばアメリカなんかだと、野球選手のファンの子供が入院したら、当たり前のように推しの選手がお見舞いに来てニュースになったりしますよね。
なにが言いたいかというと。
アイドルのファンに対する特別な計らいというのは。
嫉妬するよりも、どんどん認めていった方がいいのではないかという事です。
「贔屓だ! ずるい!」
と怒るよりも
「いい話だ! 俺の推し最高!」
みたいに考えたいものですね……
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