過去にコナミ(現:コナミデジタルエンタテインメント)からリリースされた「魂斗羅(コントラ)」という名作ゲームがあります。
1987年にアーケード版が登場しましたが、非常に難易度の高い内容でした。
翌年に発売されたファミコン版は、移植のデキはもちろんの事ながらBGMも素晴らしく、ファミコン屈指の名作である事に異論をとなえる人はいないでしょう。
あの、ニンテンドークラシックミニファミコンにも、シリーズの「スーパー魂斗羅」が収録されています。
個人的には「魂斗羅」を収録してほしかった気もしますが、なにか事情があるのかもしれません。
そんな魂斗羅ですが、2017年になっていきなり実写映像化が決定しました。
なぜいまになって実写化なのか不思議でなりませんが、それよりも僕個人的には気になる点があります。
魂斗羅というゲーム
そもそも、魂斗羅というゲームはどういった内容かというと。
まあ動画を観てもらうのが手っ取り早いでしょう。
これはどなたかがアップロードしてくれたアーケード版のノーミスクリア映像です(すごい!)
確認してほしいのは、冒頭のタイトル画面だけです。
タイトル画面にはふたりの人物がいると思います。
どこかで見たことがあるのではないでしょうか。
そうです。
あの名作映画「コマンドー」のアーノルド・シュワルツェネッガーと、「ランボー」のシルベスター・スタローンそっくりですね!
当時は、ムキムキマッチョの男がひとりで、多様な武器を駆使して敵の大集団を壊滅させるといった映画が大ブームになりましたが、シュワルツェネッガーとスタローンはまさに、2大ヒーローでした。
魂斗羅は、2大ヒーローにそっくりなキャラクターを操作して、エイリアンの軍団を倒しに行くという内容です。
ちなみに、上の動画で7:20あたりから再生すると、完全に「エイリアン」の影響も受けているのがわかります。
つまり魂斗羅というゲームは、乱暴にいってしまえば(丁寧にいっても)、「コマンドー+ランボー+エイリアン」のいいとこ取りをしているのです。
魂斗羅というIP(知的財産)
コナミデジタルエンタテインメントのニュースリリースにはこうあります。
弊社では、保有するIPをゲームだけに留まらず、さまざまな形で世界中の皆さまに提供できるよう取り組みを進めており、今回の映像化は、中国・北京に本社を置く、星光灿烂影业有限公司(スターライト社)を始めとするパートナーシップ※の元で制作を進めていきます。
なお、それぞれの映像作品に関する詳細については、改めてお知らせしていきます。
コナミデジタルエンタテインメントは、IPを多面的に活用することを通じて、世界中の人々に新しい楽しさや感動をお届けしていきます。
IPというのは、ゲーム業界では「知的財産」の事です。
「マリオ」や「パックマン」といったキャラクターが有名ですね。
僕が疑問に思うのは、「コマンドー+ランボー+エイリアン」のようなキャラクターが登場するゲームを実写化するという点です。
実写化というのは映画やドラマの事を指すと思いますが、そもそもこんな有名どころの映画を豪快にリスペクト(パクったとは言いません)したゲームのIPを高々と掲げるのは、なんか図々しいなと思うわけです。
もちろん魂斗羅というIPは主張してもいいんですが、実写化というのはコマンドーやランボー、エイリアンをつくった人たちに失礼なのでは?
なんて考えてしまいました。
まとめ
著作権関係にはとてもうるさいコナミデジタルエンタテインメントですから、そのあたりはバッチリ対策をしているのかもしれません。
もしかすると、初代の魂斗羅の「コマンドー+ランボー+エイリアン」といった要素は出さないつもりなのかもしれません。
実際に実写映像化されたら、僕はもちろん観てしまうと思います(笑)
ちょっとまとまりのない記事になってしまいました。
オッサンゲーマーのただの愚痴みたいですね……。
じつは、今回の本家の実写化とは全く関係のない実写版の魂斗羅が存在します。
プレイ経験がある人ならニヤリとすること必至です。
本家の実写映像は、これを超えることができるのでしょうか!?
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