アイドルのライブではサイリウムとペンライトどっちを使えばいいの?

アイドル

アイドルは好きですか? 僕は大好きです。
時間ができれば、アイドルのライブを観に行っています。

アイドルのライブを観るときの必須アイテムといえば、いわゆる「光り物」です。
誰でも一度くらいは、観客の多くがステージに向かい光っている棒を振っている光景を見た事があるのではないでしょうか。
もしかしたらその観客はついでに「ヲタ芸」と呼ばれる気持ち悪い動きをしていたかもしれませんね。

あの光る棒は、具体的には「サイリウム」「ペンライト」などと呼ばれています。
ところで、サイリウムとペンライトの違いを知ってますか?
ここで簡単に解説しておきます。


サイリウム


「ケミカルライト」とも呼ばれます。
原理としては、2種類の液体がプラスチック製の棒状の容器に分離された状態で格納されています。
これをポキンと折ることによって中の液体が混ざり、化学反応を起こして発光します。
どんな物質が中に入っているのかは、とくに考えなくてもいいでしょう。
興味がある人は調べてみてください。

反応が終わると光は消えて、ただのゴミになります。使い捨てです。
あまり気にしなくても大丈夫ですが、サイリウムは気温が低いと明るさが落ち、発光時間が延びる傾向にあります。
逆に気温が高いと明るくなり、発光時間が短くなります。

中の液体の種類によって折ったときに光る色が異なり、お店には10色以上の種類のサイリウムが売られています。
また、サイリウムにはザックリ分類すると、それなりの明るさで数時間光り続ける「通常タイプ」と、ものすごい明るさだけど数分しか光らない「高光度タイプ」の2種類があります。

ここで注意事項としては、同じタイプでも色によって発光時間が違うということです。
例えば「大閃光」というサイリウムだと、発光時間は15分ですが、オレンジ色だけは5分と短いです。よく確認しましょう。
(サイリウムは徐々に明るさが落ちてくるので、実際には7分、オレンジは2分と考えておいたほうがいいでしょう)

通常タイプも高光度タイプも愛用者がいますが、どのアイドル現場においても前者は初心者向けで、後者が上級者向けという認識でほぼまちがいありません。
上級者は一度のライブで何本ものサイリウムを使いますし、それどころか1曲中に何本も使います。
まだ光っていても、少しでも暗くなったら捨てて、新しいサイリウムを折ります。

そのため、普通のお店で1本150円前後でサイリウムを買うのはとてもコストパフォーマンスが悪いです。
そういう人のために「バルク」という、サイリウムを1本ごとに梱包をせずに25本まとめて裸の状態でアルミ袋に入っているタイプが通販で売っています。

業務用 6インチ 大閃光 コンベンショナルタイプ バルクがネット通販なら恐らく最安値です。

また、現時点ではオレンジ色だけですが、さらに明るさが増し発光時間が短くなった大閃光arc(アーク) 極というサイリウムもあります。
ちなみにこの「大閃光 極」ですが、曲が始まる時に折ると、1番のサビ前にはもう暗くなってしまいます。

サイリウムを使う際の注意事項

サイリウムは折ると光るので、カバンに荷物をギッシリ詰めた状態で乱暴に扱うと、使う前に折れてしまう事があります。
ズボンのポケットに大量に入れた状態でしゃがむと折れてしまう事もあります。

そこまで神経質になる必要はありませんが、初めて使ったりする慣れないうちは気をつけて下さい。
逆に慣れていないと「いざ折るぞ!」という時に、力加減がわからずに折れない事もあります(笑)

かといって、思いっきり力を入れるとサイリウムの外壁が割れて、光る液体が飛び散る事故が起きます。
これを「チェルノ」と呼びます。
由来は遠い昔に海外で起きた原発事故からです。不謹慎ですね。
滅多な事では起きませんので安心して大丈夫です。

ペンライト


サイリウムが液体の化学反応で発光するのに対し、ペンライトは電池でLEDを光らせて使います。
高光度タイプのサイリウムの折った直後の明るさには劣りますが、かなりの明るさが数時間持続します。

ボタンを押している間だけ明るさが増すタイプもあります。
さらに、ペンライトにはスイッチひとつで色を何十種類にも変えられる機能がついている物が多く存在します。
色の変わる順番を記憶することができる高機能タイプもあります。
1本持っているだけで、長く使い続けることができます。

ペンライトで最も有名なのは「キングブレード」、通称「キンブレ」です。

ぶっちゃけ、これ1本持っていれば、どんなアイドルや声優の現場にも対応できてしまいます。
コストパフォーマンスに関しては最高でしょう。
このキングブレードX10IIは、色、機能、電池寿命などの面から、ほぼ最高傑作といってもいいでしょう。
15色に光り、ボタンひとつで好きな色に変わる順番を記憶する機能もついています。
先端の発光部分が「シャイニング」「スモーク」「スーパーチューブ」と3種類ありますが、僕がおすすめするのは「スーパーチューブ」です。これは他の2タイプと違って、発光部分が短いんですね。

そのためライブ中に近くの人にぶつかったりしませんし、発色も3タイプを見比べるとサイリウムに近く、最も美しいです。
1本持っておいても決して損はしないでしょう。

最新のキンブレも登場しましたが、これはスマホのアプリと連動して、約43億色の中から好きな色を選べるという豪華仕様です。使いこなせる自信があるなら、こちらのキングブレード X10 IIIがおすすめです。
正直、ここまで色にこだわる必要があるのかなあと思いますが、将来「私のイメージカラーはR214 G189 B0 のカラシ色だからよろしくね♪」のように、自分の推し色をRGBの数値で指定してくるアイドルが出てくる可能性は充分にあるので、今から買って慣れておくのもいいかもしれません。
またキングブレードX10IIとの価格の差が少ない場合は、こちらを買ったほうがお得だと思います。

追記
その後、色々と試行錯誤した結果、今買うべきペンライトは、キングブレード X10 IIIしかないという結論に達しました。
こちらの記事もご参照下さい。

ペンライトを使う際の注意事項

当然ながら、ペンライトは電池を使用します。
実際にペンライトを持ち歩くとわかりますが、移動中に勝手に電源が入ってしまい、カバンを開けたらペンライトが光っているという事はよくあります。
ライブ中に突然電池が切れたら目も当てられませんし、電池が減っていると本来の光量を発揮できていない場合もありますので、ペンライトを使うなら常にスペアの電池を用意しておきましょう。

また、ペンライトにも色んな種類がありますが、このブログではキングブレード以外はおすすめしません。
安物買いの銭失いになりがちです。
特に名指しで他のペンライトを批判するつもりもなく僕の個人的な印象なので、鵜呑みにはしないで下さい。
ただし、ペンライトならキングブレードがおすすめです。
やっぱり多くの人が使っているという実績があるので初めてでも安心して使えます。




結局、サイリウムとペンライト、どっちがいいの?

ここまで読んできたみなさんはどう思いましたか?
どう考えても、ペンライトのほうが圧倒的にいい気がしますよね?
ところが、そう簡単にはいかないのです。

ライブに通うにつれ、アイドルの推しパートで精神的に高まったときに、サイリウムをポキンと折ることに快感をおぼえるようになります。
サイリウムを折ることを「焚く」ともいいます。
また、曲の途中で暗くなったサイリウムを捨てて、追加して折ることを「追い焚き」と呼んだりもします。

どうですか? 焚いてみたいと思いませんか?
そうでもないですか、そうですか……。

自分のスタイルに合った方を使おう

結局、サイリウムとペンライト、好きな方を使って応援すればいいと思います。
ちなみに、大閃光20本とキンブレ1本がだいたい同じ値段なので、自分の応援の仕方によって、最適な選択をすればいいのではないでしょうか。
ライブに行く回数が重なるたびに、サイリウム派のコストパフォーマンスはどんどん悪くなっていきます。
もちろんサイリウム派は、そんな事を気にしないと思いますが。

サイリウムとペンライト、どちらにもメリットがありますし、優劣をつけること自体が野暮な行為です。
それぞれが自分の楽しみ方を見つければいい話であって、他人に自分の考えを押し付けるのは、いちばんかっこ悪い事です。

ちなみに僕は、最初はペンライト派でしたが、いまではサイリウムとペンライトの両方を使うスタイルに落ち着きました。
やはり、ここぞという時にはペンライトでは決して出せない光量で応援したくなるものです。
そういう時だけサイリウムを焚くようにしています。

折った直後の、ペンライトとは比較にならない明るさ。また、それがすぐに暗くなってしまうところに、アイドルを応援する瞬間の美学のようなものを感じているのかもしれません。
桜が満開になった直後に花びらが散ってしまうのに通じますね。

サイリウムとペンライトどっちか決められない場合

どうしてもサイリウムとペンライトのどちらかで迷って決められない場合は、僕のように両方持って行きましょう。
何度かライブに通っているうちに、自分のスタイルが決まると思います。

サイリウムとペンライトの違い、よくわかりましたか?
この記事がアイドルのライブに初めて行こうとする人の参考になれば、幸いです。

記事の中に意味がわからない単語(「推しパート」など)があったら、こちらの記事も読んでみてください。

Posted by kukoshakaku