【ネタバレ注意】Amazonプライム・ビデオで映画『ゾンビシャーク 感染鮫』を観た感想

Amazonプライム・ビデオで『ゾンビシャーク 感染鮫』という映画を観ました。
なんというか、ツッコミどころ満載だったのですが、それなりに楽しめたので感想を書いてみようかと思います。

ガッツリとネタバレをしているので、まだ観ていない人はそのままブラウザを閉じてください!

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『ゾンビシャーク 感染鮫』のあらすじ

まず、主人公なのかよくわからないような立ち位置の男性が、恋人を含む女性3人をリゾート地と思われる島への旅行へ誘います。

実際に現地に着くと、想像とは違う微妙な雰囲気。
思ったより豪華ではなかったんでしょうね。

同行した女性の中にひとり、ビキニ水着になってナイスバディを見せたがりの子がいて、ビーチでひとりで寝そべっていたら、男性ふたりが寄ってきます。
見せたがりギャルも、そんな男のあしらい方はよくわかっていて、「さっさと写真でも撮れば」と言うんですが、どうもその男性の視線は自分よりも先に向いているようです。

その視線の先にはサメの死体がありました。

女性3人を連れてきた男性が、大きく開いたサメの口に頭を突っ込んで自撮りをします。
いわゆる、「インスタ映え」狙いですね。

まあ、映画のタイトルが『ゾンビシャーク』なので、お約束のように男性は死体だと思っていたサメにガブガブと噛まれて全身を飲み込まれてしまいます。

男性を丸呑みしたサメは、そのまま砂浜を這って海に消えていきます。

島の別エリアで調子に乗って海に入ってビキニのブラを外してウェイウェイしている美女も、サクッとサメの餌食になります。
オッパイが見えないまま食われてしまったので、サービス精神がゼロです。

連れてきてくれた男性を失った美女3人組は、ここまで男性に連れてきてもらったボートに乗って帰ろうとしますが、ボートの鍵は男性が持っていたので、ボートを動かす事ができません。

仕方がないので、ボートから降りようとするところに都合よくサメが襲い掛かってきます。
船着き場に体当たりするサメの衝撃で、美女3人組のうちのひとりが海に落っこちてしまいます。

そこにサメが襲いかかり、万事休す! と思った瞬間に、サメにロケットランチャーの弾が命中してサメが砕け散ります。

ロケットランチャーを撃った男性のドヤ顔アップが数秒間続きます。

この男性は軍人で、詳しい事は言えないが戦争で傷ついた兵士を治療するために構造のよく似たサメを使ってどうのこうのという実験をしたけど、失敗して実験台になったサメが逃げてしまい、そのサメに噛まれるとゾンビになるという、よくわからない展開になります。

サメに噛まれた人間は普通に死ぬと思うんですが、なぜか無傷でただゾンビになったような人たちが島をさまよい歩きはじめます。

島の宿泊施設を仕切っているような黒人の男性も、やらなければいいのに、なぜか昔ブイブイいわせていた頃の仲間を集めて、サメ退治に名乗りを挙げます。
しかも、そのDQN仲間が持っているのは銃ではなく、ただの棒とか槍みたいな原始的な武器で、意味がわかりません。

ただ、サメに向かっていって、ゾンビ要員を増やしただけみたいです。

ゾンビサメの権威みたいな女性の博士の施設で、よくわからない信号を発信してゾンビサメを一箇所に集めて爆薬で一網打尽にするという計画を立てますが、女性博士もアッサリとゾンビサメに噛まれて感染して、観念したというか「私はやりきった」みたいな笑顔を浮かべて、なんの思い入れも視聴者に抱かせないまま、施設ごと爆発してゾンビサメの集団をやっつけます。

しかし、肝心のゾンビサメの本家本元家元元祖みたいなゾンビサメは、その信号にだまされずに生き残っていました。

爆発の振動で海に放り出された美女3人組のひとりを海面で待ち構えていたゾンビサメがパクリと食べます。
本当にアッサリとした描写です。

ここで美女3人組のひとりがブチ切れて、モリを発射する装置を手に取ります。

するとなぜか、海にいたゾンビサメが助走をつけるように、わざわざ海からモリ発射装置を持つ美女が立つ砂浜に突進してきます。

何度もゾンビサメがわざわざ「殺してくれ」と言わんばかりに突進してくるので、どんなド素人でもそのうちゾンビサメの弱点らしい脳にモリが命中して、そのままゾンビサメの大ボスが死にます。

死んだ大ボスのゾンビサメの腹部が動いていて、さっき食われた美女が中にいるという事で、ゾンビサメの腹をかっさばいて助け出します。

しかし、当たり前の事ながら、食われているのでゾンビになっている美女は、襲い掛かってきます。
これをナイフで頭を刺して、活動停止させて終わりです。

ゾンビになっていた美女の手には、さっきの女性博士が開発したワクチンの小ビンが握られていました。

だから、なんだよ?
みたいなところで、この映画の終了です。

『ゾンビシャーク 感染鮫』の感想

この「ゾンビ+サメ」という設定、もう少し練ればもっと面白い内容になったんじゃないかと思いました。

基本的にサメ映画って人間を丸呑みするので、人間がゾンビになるあたりの描写が不自然すぎて(というか、いつのまにか人間のゾンビが存在していた)、説得力に欠けるなあと。

サメの動きも、おそらくこの映画を作った人は水族館とかにも行ってないで、完全にサメを想像だけで動かしているんだろうなと思うようなテキトーな感じで残念でした。

美女3人組の父親が必死に現地に助けに行こうとする描写も「やっぱり嵐がひどくて行けないやー」みたいなカジュアル感覚で、普通の映画なら父親が現地に行ってひと悶着ありそうなところを完全に殺しているのもすごいと思いました。

もう、父親が助けに行こうとするシーン自体いらないじゃん!

まとめ

文句なしに、クソ映画でした。
このくらいレベルの高いクソ映画も、なかなかないと思います。

また人生の時間を無駄遣いしてしまいました。

Amazonプライム・ビデオで観られる次のクソ映画を求めて……。

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