今回は、1986年にタイトーから発売されたファミコン版「影の伝説」について軽く紹介してみようと思います。
ザックリ説明すると「忍者を操作して魔性の軍団にさらわれたお姫様を救出するゲーム」です。
忍者らしい(?)驚きの身体能力で画面中を所狭しと動き回り、強力な手裏剣と刀を駆使して敵をバッタバッタと倒せる爽快感があります。
しかし、しっかり操作方法と武器の使い方やアイテムの効果を覚えないうちは、爽快感どころか逆にイライラしてしまうかもしれません。
運の要素もかなりありますが、練習すれば確実に先のステージまで進めるようになります。
まずは主人公の忍者「影」の操作に慣れよう
プレイヤーが操作する忍者の名前は「影」といいます。
ちなみに、救出しようとしているお姫様は「霧姫」です。
十字キーの←→で左右への移動
↓でしゃがみ・降りる
↑でジャンプ(斜めジャンプあり。短く押すと小ジャンプ)・木や柱に登る
Aボタンで刀を振る
Bボタンで手裏剣を投げる
操作方法は以上です。簡単ですね。
ステージ構成
「影の伝説」のステージ構成は
青葉の章(春夏)
紅葉の章(秋)
雪の章(冬)
と3章立てになっていて、それぞれの章が
森林
抜け穴
城壁
城内
森林(ボス戦)
の5ステージあります。
冬の章をクリアすると晴れてエンディングです。
つまり、全15ステージということになります。意外と長いです(笑)
それでは各ステージを見ていきましょう。
森林ステージ
そもそも問題として
無防備すぎます。
どうしてお姫様がフラフラと夜道を一人歩きしているのでしょうか。
もしかして霧姫と影は森で深夜の秘密デートでもするつもりだったんでしょうか?
勝手に想像たくましくなってしまいます。
どうでもいい話題としては、他に深夜にデートしていたお姫様がさらわれて助けに行くゲームには、有名どころとして「魔界村」があります。
「魔界村」に関しては、森どころか墓場でデートしているところを襲われます。
墓場デートって、いったいなにをするんでしょうか。勝手に想像たくましくなってしまいます。
以上、どうでもいい話題でした。
影を操作できるようになった直後から敵の忍者がどんどん襲いかかってきます。
手裏剣や刀を駆使してバンバン倒していきましょう。
手裏剣は地上に立っているときは左右にしか撃てませんが、ジャンプ中や木に登っている間は8方向に撃てます。
基本的には「進行方向に撃つ」と覚えておくといいです。
斜めジャンプの上昇中なら斜め上に、下降中なら斜め下に撃っておけば間違いありません。
手裏剣は画面上に2発までしか存在できないので、連射するよりはある程度間隔を持たせて撃った方がいいでしょう。
敵忍者の撃ってくる手裏剣は刀で弾き落とせます。
これは最初から最後まで使う重要テクニックです。
手裏剣に背を向けずに向き合って刀を振れば確実に落とせます。
(タイミングによっては背後の手裏剣も落とせるが、大道芸レベル)
また、赤忍者が撃ってくる爆弾(煙玉?)に関しては刀では叩き落とせないので、確実に避けてください。
赤忍者の爆弾は、このゲームの死因ナンバー1です。
ある程度忍者を倒していると、妖しい坊さん(妖坊)が登場します。
プレイするとすぐにわかるんですが、こいつが撃ってくる火炎、なんともいやらしいタイミングです。
ジャンプの下降に合わせて火炎を置かれたりします。
火炎は刀では落とせません。
また地上で撃たれた火炎はしゃがんでも避けられません。
妖坊の火炎は、このゲームの死因ナンバー2です。
倒し方としては、火炎を避けて懐に入って刀を連打がいいでしょう。
妖坊のジャンプ下降中の背後に手裏剣を当てられるなら、それでもいけます。
これを取ると、一定時間手裏剣が8方向に撃てたり、分身の術(完全無敵)を使ったりします。
これもプレイするとすぐにわかりますが、分身の術に比べると8方向手裏剣は完全にハズレです。
これは確実に取りましょう。
1個取ると、影の色が赤から緑になり、手裏剣に貫通能力が付随されます。
水晶球の重要な効果として、1個でも取っておけば(影の色が緑か黄色なら)、敵の手裏剣や爆弾の攻撃を一度だけ防いでくれます。
ただし、妖坊の火炎は防げません。
また、水晶球を取った数に関わらず、一度攻撃を防いだら影の色は赤(初期状態)に戻ります。
これを取ると約20秒間、敵が蚊取り線香の煙に飛び込んだ蚊のようにポトポトと落ちて死んでいく謎の忍法が発動します。
術中に水晶球が出ても、術が終わるまでは動けないので水晶球は消えてしまいます(泣)
青い妖坊を3人倒すと、このステージのボス的存在の赤い妖坊が出現します
関係ありませんが、木に登る影はけっこうマヌケに見えますね。
これといって赤い妖坊が青い妖坊に比べて強いといったことはありません。
サクっと倒してしまいましょう。
赤い妖坊を倒せば、このステージはクリアです。
森林ステージのコツとしては、立ち止まるのはよくありません。ミスする確率が大幅にアップしてしまいます。
また、垂直ジャンプするのもよくありません。木に登るのもおすすめできません。
はっきり言って、しゃがむ意味もありません。
ひたすら横移動と斜めジャンプをしながら手裏剣と刀で忍者を倒す。
妖坊が出現したら不用意なジャンプをしない。
このあたりを意識するだけでグッとクリアに近づくと思います。
抜け穴ステージ
ここは画面下に表示されている数の青忍者を倒せばクリアです。簡単です。
開始直後に下の水に入ります。
あとは青忍者の手裏剣に注意して刀を振っているだけでOKです。
青忍者を数人倒すと青い隠れキャラが出現するので、確実に取りましょう。
残機が1UPします。
青い隠れキャラを取るとき以外はずっと水の中で刀を振っているだけで大丈夫でしょう。
なお、水中では自分も味方も手裏剣は撃てません。
城壁ステージ
このステージも簡単です。
ひたすら上に向かってジャンプするだけです。
上に到着すればクリアです。
正直、時間の無駄なので、無視して上を目指した方がいいでしょう(笑)
城内ステージ
とはいえ、難しいことがほとんどありません。
ひたすら進んで階段を登るだけで霧姫のところまで到着してしまいます。
霧姫を救出した影は城から脱出します。見事なシャチホコですね。
森林ステージ(ボス戦)
せっかく救出した霧姫を奪われてテンションだだ下がりになったところでボス戦という、なかなか珍しいシチュエーションです。
なぜか何度攻撃しても倒せません。
ここは、飛んでいる蝶に秘密が隠されています。
ネタばらしをしてしまうと、蝶を数回攻撃して倒すことにより、初めてボスに攻撃が当たるようになります。
このゲームの敵キャラには耐久度という概念はありませんので、蝶さえ倒してしまえばボスもあっさりと倒せます。
(おっと失礼。蝶には耐久度がありますね……)
ここまでが青葉の章になります。
紅葉の章も雪の章も、背景の色とボスが違うだけで、とくに変わったところはありません。
同時に2体を相手しないといけない分、青葉の章のボスが一番強いような気がします……。
クリアすると……
まとめ
さて、このあたりで「影の伝説」の紹介を終わりたいと思います。
ここでは書きませんでしたが、2周クリアするとエンディング画面で、ちょっといいモノが見られるかもしれません。
興味がある方はチャレンジしてみてはどうでしょうか。
最初のステージが一番難易度が高い、妖坊の攻撃に運要素が大きく、納得できないミスシーンが多いなど、問題点もありますが、その世界観やBGM、刀で手裏剣を叩き落とせるという点で、わりとよくできたゲームだと思います。
ゲーム好きを名乗るなら、ぜひやっておきたいゲームのひとつだといえるでしょう。
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