ONE OK ROCKのボーカルTakaさんの最前列騒動を見て思った事

人気バンドの「ONE OK ROCK(ワンオクロック)」のボーカル、TakaさんのInstagramへの投稿が世間で話題になっています。
以下引用します。
(画像は表示されていないのではなく、わざと真っ白な画像を投稿したようです)

このままいったらちょっと我慢の限界を迎えそうだから書かせてね。 最近、日本のファンに対して、、ちょっとどう接していいかわからなくなってきちゃった。 朝疲れた状態でバスから降りればそこには日本人が携帯片手にまるでポケモンみつけたみたいに動画やら写真やらパシャパシャ撮られて みんな毎日ちょっとシンドイ思いしてます。 御飯もゆっくり食べれない。外の空気もろくに吸えない。ライブがはじまれば最前列はいつも同じ景色。。。日本人同士なのにわかってくれないのかなって、、、、 そりゃ、、気持ちはね、、、わかるよ! 楽しいだろうし。近くでみれて嬉しいだろうし。 でもね。俺らも人間だからさ、、、 限度ってものがあると思うんだよね。 なんのために海外で毎日頑張ってるのかわからなくなっちゃうし、ルールなんか作りたくないからもう少し考えてほしい。。。僕らが海外でライブをする意味を! 普段会えないから会いに行く場所ではないから!まぁ色々これみて思うことあるかもだけど、僕らはこんな文章を書きたくなるくらい今正直凹んでます。

Takaさん(@10969taka)が投稿した写真 –

要約すると
数人の熱心なファンがライブのたびに最前列にいて、海外でのライブでも最前列にいる。
これでは色んな場所に行ってライブをする意味がわからない。
移動中も入り待ちや出待ち(ファンがライブ会場や駅に張り込んで入っていくのや出てくるのを待ち構える行為)をされて疲れている。
そういう事をできないようにとわざわざルールを作るのは本意ではないので、いつも最前列にいる人達はこちらの意図を汲み取って欲しい。

といったところでしょうか。

これは果たしてロックバンドだけの問題なのか。
アイドル現場に当てはめるとどうなのかを考えてみたいと思います。

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最前列問題

まず、最前列にいつも同じファンがいるのが演者にとってはあまり嬉しくないというのは意外でした。
そういえば以前にも、沢田研二さんが似たような発言をして話題になっていたのを思い出しました。
ロックバンドの世界だと、そういうものなんでしょうか。

と、ここで怖い考えが頭をよぎりました。

もしかしてアイドルも最前列に毎回おまいつが並んでいたら嫌なのだろうか?

ざわ…… ざわ……

僕の推しちゃんも、東京・名古屋・大阪のツアーで毎回最前列にいた時に笑顔でレスをくれたけど、内心では「どこにいっても同じ景色だなあ」とうんざりしていたのだろうか?

ざわ…… ざわ……

接触イベントで「いつも来てくれてありがとう」と言ってくれたのに、あれは嘘だったの?

ざわ…… ざわ……

えーと、これは考えてしまうと病むだけなので、やめておきましょうね。

いつでも最前列にいるのは熱心さの証

あくまでアイドルヲタクの視点でしかありませんが、まず基本的に毎回最前列にいるようなヲタクは、それだけ熱心にそのアイドルを推しているといえるでしょう。
チケット取りはもちろんの事、ライブ会場へのアクセスや開場時間等も事前にしっかりとチェックして、開場してから開演までの時間にトイレに行きたくならないように、飲食も自己管理して万全の体制でライブに臨みます。

そこまでしているのに「いつもあのヲタク最前にいるな。嫌だな」と思われているとしたら救われないです。
最も高い所まで登ったところでハシゴを外されるようなものです。

そういう考えのアイドルもいるかもしれませんが、それをSNSで発信するのは完全にNGだと思います。
ここは、ロックバンドとアイドルで明確に線引きをする所かなあと。

最初から、そういう姿勢でいくアイドルならもちろん構いませんが、それで推しが付いてくるかは分かりません。

強引に最前列に行くのはNG!

少し話題がそれますが、チケットの番号が良くて最前列にいるのと、ライブが始まってから周囲の客を押しのけて最前列に行くのは全然意味が違います。
ステージ上からは、スタンディングのライブで客がどのような動きをしているのかはとてもよく見えます。
ライブ中に後ろの方から強引に最前列の柵を掴みに来る行為は、完全にステージ上のアイドルに悪い印象を与えます。

もしかしたら、上で引用したTakaさんの毎回最前列にいるファンも、そういった行為をしていたのかもしれませんね。
(完全に憶測の域です)

毎回最前列に同じファンがいるのは人気がそこまでない証拠

そして、これは非常に言いにくい事ですが、毎回最前列に同じファンがいるという事は、そのアーティストがそこまで売れてないという証拠だと思います。

BABYMETALのライブで毎回最前列にいるファンなんていません。
嵐のライブで毎回最前列にいるファンなんていません。
(嵐のライブに関しては、ドームツアーでも数年に1回チケットが取れればマシなレベルだそうです)

ロックバンドもアイドルも同じだと思いますが、毎回最前列にいるファンはそれだけその対象を支えているという事です。
毎回飽きもせず最前列にいて必死に応援するファン。
これはアーティスト側にとって、ありがたい事なのではないでしょうか。

Takaさんはこうも言っています。

そりゃ、、気持ちはね、、、わかるよ! 楽しいだろうし。近くでみれて嬉しいだろうし。

これなんですよね。
ファンはやっぱり近くで見たいんです。

迷惑をかけていないのが前提ですが、いつも最前列にいるファンをないがしろにして欲しくはないと思います。
売れて人気が出れば、いつも最前列にいる事はできなくなるので……。

とはいえ、こればっかりはそれぞれの現場で空気が全然違うので、ひとくくりにできないので難しいところです。

入り待ち出待ち問題

入り待ち出待ちに関しては、ロックバンドよりもアイドル現場の方がよっぽどNGだと思います。
基本的には駄目だと思いますが、アーティストによって歓迎したり嫌がったりとスタンスがあると思うので、ファンはまずよく調べた方がいいです。

ただ、メンバー自身がSNS等で不満を表明しているにも関わらず、その後も入り待ち出待ちをやめないようなファンは完全にアウトでしょうね。
今後ライブ中にレスをもらうような事はないと覚悟した方がいいと思います。

ルールを作る問題

アイドル現場によくある事ですが、ライブ中に他のヲタクより目立とうとして変わった事をして周りのファンやステージ上のアイドルに迷惑をかける人が沢山います。
(こういう人の事を「厄介ピンチケ」と呼びます)

水鉄砲を持ちこんだり、花火に着火したりと想像を絶する厄介行為をします。
全裸になって局部をステージ上のアイドルに見せる厄介ピンチケもたまにいます。

ロックバンドのライブで服を脱ぐ女性ファンは結構います。
しかし、男性アーティストが女性ファンの裸を見るのと、女性アーティストが男性ファンの裸を見るのは、意味合いが全然違いますよね。

現場で厄介行為があったアイドルの運営は、今後そのような事がないように厳しいルールを設けます。
そして、そういう厳しいルールがあるアイドル現場に共通するんですが、観ていても面白くないんですよね。

本当につまらなくなります。

まとめ

好きなアイドルを追っかけてどこまでも行くのは楽しいです。
できれば最前列でライブを観たいです。

どこでライブしても同じ景色だと思われるのは心苦しいです。
でも、それだけ好きなんだというのは分かって欲しいです。

入り待ち出待ちはしません。

どうか、毎回最前列どころかチケットが取れないようなレベルのアイドルになって下さい。
それまでは毎回最前列にいます。

落とし所としては、こんなところでしょうか。

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