やはり失敗? プレミアムフライデーとは、なんだったのか。

2017年の2月から始まった「プレミアムフライデー」ですが、みなさんはまだ覚えているのでしょうか。
この記事を書いている時点ではまだ、プレミアムフライデーは10回も来ていませんが、もはや話題にする人もいなくなったように思います。
もうこれは、失敗だったといっても差しつかえないのではないでしょうか。

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そもそもプレミアムフライデーとは

嵐のようにやってきて嵐のように去っていったプレミアムフライデーですが、本来は政府と経済界が提唱した「月末の金曜日には仕事を15:00に終えて外食や買い物をして、充実した生活を送ろう」という、個人の消費活動を推進するキャンペーンです。
しかし、このキャンペーンを知って、はたして社会人の何割が「やったー!」と喜んだのでしょうか。
少しでも一般社会の事を知っていれば、このキャンペーンは無理ゲーだとわかると思います。

接客業の人の事を考えていない

そもそも15:00に仕事を終えて外食や買い物に行くとしましょう。
当然、そのお店には働いている人がいます。
たとえプレミアムフライデーでも、こういった仕事の人たちが15:00に終わるわけにはいきません。
むしろ、プレミアムフライデーには忙しくなる可能性すらあります。

シフト制で働く人の事を考えていない

現在は社会人の3割が、夜勤などのいわゆるシフト制で勤務しています。
このプレミアムフライデーは、そういう人の事を全く考えていません。
恐らく思いついた人は想像力がなかったんだと思います。
政府と経済界が提唱したのだから、当然といえば当然ですね。

「プレミアムフライデー」と口に出すのが恥ずかしい

これは僕だけかもしれませんが、「プレミアムフライデー」って口に出して言うのすごく恥ずかしくないですか?
今はさすがに慣れましたが「スイーツ」に似た恥ずかしさがあります。
プレミアムフライデーも慣れれば問題ないのかもしれませんが、慣れる前に消滅しそうです……。

誰がプレミアムフライデーを満喫しているのか

社会人はなかなか楽しめないプレミアムフライデー、じつは定年をすぎた人や無職でプラプラしている人の方が楽しめているそうです。居酒屋なんかで15:00からタイムサービスで生ビールが安くなったら、ついつい足が向いてしまいますよね。
もちろん社会人の多くは行けません……。

ちなみに実際にプレミアムフライデーを導入した企業は、全体の5%にも満たないそうです。

まとめ

恩恵を受けている人はあまりいないと思われるプレミアムフライデーですが、この先どこまで続くのか気になります。
このまま自然消滅してしまうのか。
まさかのテコ入れで「真・プレミアムフライデー」が出てくるのか。

そういえば先日、プレミアムフライデーの夜にコンビニに寄ったら、プレミアムフライデーのロゴがついたお弁当が売れ残っていました。
値段は約1000円でした。
プレミアムフライデーにはこの弁当を買って自宅で食べましょうという事なんでしょうか。

どうやらプレミアムフライデー自体も迷走しているようです。

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