お店で焼き鳥を頼んで出てきた時に、串から外すか否か。
どこかの焼き鳥屋さんが店頭にそれを訴える看板を出したところ、twitterで拡散されて話題になっているようです。
今回は、そのあたりを考察してみようと思います。
基本的に焼き鳥は串のままかぶりつく料理
まず基本的には、焼き鳥は串のままかぶりついて食べる事を想定した料理です。
ちゃんとしたお店だと、毎朝の仕込みで新鮮な鶏肉を1本ずつ串打ちしているので、このお店の人が言っている事はよくわかります。
また、串から外さない事により、冷めてしまうのを遅らせる効果があります。
種類にもよりますが、やっぱり焼き鳥は焼きたてをすぐに食べるのがいいです。
つまり、焼き鳥を串から外さずに食べるのは、一番美味しい食べ方と言えるでしょう。
そのため、お店に入ってから一気に注文するよりは、3品くらいずつ注文する方が幸せになれそうです。
食べ方を店が強要する形になるのは問題
ここで問題になるとすれば、この「串から外さない方が美味しい」という事実を、お店側が半分強要しているような形になってしまっている点でしょうか。
もう少し「焼き鳥は串から外さずにそのままかぶりつくのが一番!」みたいなソフトな書き方もあると思います。
「僕ら、一生懸命1本1本刺しているんです!」まで強いメッセージになると、まるで不祥事を起こした企業のトップが取材会見で「私も不眠不休で対応しているんですよ!」と逆ギレしてさらに火に油を注ぐような炎上に発展するパターンに非常に似てしまいます。
逆に頑固オヤジの、何かを間違えた時点で「出て行け!」と怒鳴られる経営スタイルもアリかもしれませんが、このお店はそういう事はなさそうですね(笑)
最終的に食べ方を決めるのは客
焼き鳥を串から外すか外さないかを決めるのは客です。
どうしても串から外さないで食べてもらいたいなら、そうしたくなるようなアピールの仕方を模索した方がいいと思います。
もっとお客様に気持ちよく帰ってもらうようなアプローチもあるのではないでしょうか。
今回の焼き鳥屋さんの件は、炎上まではいきませんが、ちょっと失敗している印象を受けました。
勝手な憶測
最後に勝手な憶測ですが、もしかしたら焼き鳥屋さんが串から外さないで欲しい理由は味ではなく、
人数分の注文をして欲しい
だけなのかな?
とも受け取れました。
みんなでシェアされたら注文が減る。
以前は焼き鳥は1人1本が常識だったが、串から外す事によって売り上げが減った。
そこで「焼き鳥ってのは、そういうものじゃない」とアピール。
そんな事も勘ぐってしまいました。
真相はどうなんでしょう。
ちなみに僕は、焼き鳥は絶対に串から外さない派です。
1本まるまる自分で食べたいですからね!
コメント