有給休暇を取る際の理由は「私用」が最強!

「ゲームの発売日だから」という理由で有給休暇を取った新入社員がモンスター社員あつかいされたという話題が先日、ネット上をにぎわせました。
「旅行やスポーツならともかく、ゲームの発売日だからという理由で休むのはどうなんだ」というのが原因で、賛否両論でした。

個人的にはとてもモヤモヤする事だったので、少しだけ僕の考えを述べておこうと思います。

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有給休暇はいつでも取ってよい

まず、有給休暇(「年次有給休暇」が正式名称)というのは、給料を減額される事なく仕事を休めるという制度です。
これは労働基準法によって定められたものなので、「有給休暇がない企業」というのは存在できません。

現在は有給休暇を取れないブラック企業が話題になっていますが、これは立派な違法です。
「人手が足りないから休めない」「休まれると会社が回らない」というのは、全てブラック企業の経営者が狡猾に仕込んだ心理作戦です。
そもそも何人か従業員が休んだくらいで会社が回らないというのは必要な数の労働者を雇っていない証拠ですし、必要な数の労働者を雇ったらお金がなくなるような会社は、そのビジネスモデルが破綻しています。

基本的に有給休暇は、いつ取ってもいいという決まりです。

ゲームの発売日だからという理由は問題ない

僕がたまたまゲームが好きな人間だからなのかもしれませんが、どうしてゲームの発売日だからという理由で有給休暇を取るとモンスター社員あつかいされるのかが理解できません。

スノボやゴルフ、旅行やコンサートのために有給休暇を取る人はたくさんいます。
これらは全て、趣味や遊びです。

ゲームだって趣味や遊びです。

特にネットゲームの場合はリリース直後のスタートダッシュがとても重要です。
週末にリリースされるネトゲなんかは、ログインするだけでも平気で2時間3時間かかってしまう場合もありますが、平日リリースなら、まさに足あとひとつないパウダースノー状態を味わう事ができます。

スキー場やゴルフ場だって、平日の方が空いていて快適です。
映画館だってそうです。

ゲームの発売日に有給休暇を取る事をモンスター行為だと思うのは、ちょっと短絡的でしょう。

ゲームは立派な趣味です。

有給休暇を取る理由は「私用」にしよう(ダジャレではない)

ここまで擁護しておいてなんですけど、僕はこの騒動を見て、有給休暇を取った人にも問題があると思いました。
そもそも有給休暇を取る理由をはっきりと説明する義務はありません。

また会社側が「ゴルフならいいけどゲームの発売日なら駄目」と断るのも違法です。

そして、有給休暇を取るのにいちばんいい理由があります。

それは「私用」です。

「私用」とは、個人的な用事です。
スノボも私用ですし、ゴルフだって私用です。
もちろんゲームの発売日も私用に含まれますね!

つまり、モンスター社員あつかいされた人も最初から「私用で休みます」と言っておけばよかったのです。
まともな企業なら「私用で休みます」と言えば、波風立てずに休めます。

慶事や弔事、裁判官制度で指名されたといった理由でもない限り、ほとんどの有給休暇を取る理由は「私用」が無用なトラブルを起こさずに済むと思います。

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