「アットホームな職場です」などのブラック企業特有の求人広告を見抜く方法

求人情報の紹介文に「アットホームな職場です」と書いてある企業をよく見かけます。
「アットホーム」と聞くと、社員みんなで楽しく働いて、午後3時にはお茶の時間があるような雰囲気すら感じさせます。

しかし、実際にはそうではありません……。
ここでは過去に職を何度も変わって結局は無職に落ち着いた僕が、求人情報の色んな紹介文から企業の体質を見抜くコツを書いてみたいと思います。
話半分で、社会不適合者が適当に書いた戯れ言だろうと思って読んで下さい。

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ブラック企業にありがちな求人情報の紹介文

「アットホームな職場です」

いきなり結論から言ってしまいます。
「アットホームな職場」が実際にアットホームな職場の確率は、ほぼゼロです。
誰から見てアットホームな職場なのかが問題です。
おそらく経営者から見てアットホームなのでしょう。

会社が困っているからサービス残業
会社が困っているから休日出勤
会社が困っているからどんな仕事でもやる

これらをやって当たり前。
まるで家族のように。
このあたりを指して「アットホームな職場」だと主張しているのだと思います。
もしくは社長の奥さんが専務で、その子供が取締役のような同族会社の可能性もあります。

「幹部候補募集」

「幹部候補生募集」というのは、あくまで「候補」を募集しているだけの可能性が高いです。
基本的に企業の幹部というのは、高い給料をもらう代わりに、自分の部下の責任を全て負います。
あまりにも重大な責任が発生した場合は、辞職をする事もあります。

しかしこの「幹部候補生」は、幹部の生き方はそのままに給料は平社員レベルみたいな例がほとんどです。
つまり、給料は安いが責任は重い。

フランチャイズ店舗の店長なんかの求人に多く使われている印象です。
よく「雇われ店長」といって問題になっていますね。

「事業拡大につき未経験者大募集!」

通常、事業拡大をする際には、それなりの経験者が揃っている万全の態勢で臨むものです。
失敗は許されません。
そこで未経験者を大募集するという事は、もう誰でもいいから人手が欲しいという状況の可能性が高いです。
そんな職場にいてもスキルアップは望めないばかりか、給料体系も基本給がほぼゼロの歩合制かもしれません。

住宅関係の営業の求人に多い印象です。
中にはフルコミ(フルコミッション。基本給ゼロの完全歩合制)という酷い職場もあります。
(フルコミは正社員には適用されず、業務委託という形でしか契約できないはずです。よく確認しましょう)

「社員の平均年齢が若いフレッシュな企業です」

平均年齢が若いという事は、離職率が高いという事です。
ものは言いようですね。
つまり、入った社員が長続きせずにどんどん辞めていく職場の可能性が高いです。

※創業して数年みたいな若い企業はもちろん別です。

「風通しの良い職場です」

「自分の意見が通りやすい」と勘違いすると痛い目を見ます。
おそらく、社長の意見が何よりも優先されて通る職場の可能性が高いです。
どんなに意見をしても、社長の考えが全てにおいて優先します。
確かに、風通しがいいですね……。

面接でも注意した方がいい点あれこれ

求人募集だけでも色々とわかりますが、面接時によく観察した方がいい点もあります。

面接中にタバコを勧めてくる

面接中に灰皿を差し出してタバコを勧めてくる企業がたまにあります。
批判を恐れずに断言しますが、ほぼ確実にブラック企業です。
内定を辞退するなら、ここが最後のチャンスです。
このタイミングを逃すと、採用されてしまいます!

約束の時間通りに行ってから数時間待たされる

面接の時間を決めておきながら「ちょっと待ってて」と数時間待たされる事があります。
あまりにも多くの面接予定があって忘れられている可能性が高いです。
つまり、誰でもいいから人が欲しい企業です。
批判を恐れずに断言しますが、ほぼ確実にブラック企業です。
内定を辞退するなら、ここが最後のチャンスです。
このタイミングを逃すと、採用されてしまいます!

彼氏(彼女)の有無を聞いてくる

面接時に、パートナーの有無を聞いてくる企業も、ほぼ確実にブラック企業です。
いようがいまいが、仕事の内容には関係がありません。
もしかしたら子供が産まれたばかりでお金が必要で、とにかく馬車馬のように働くしかない人を探しているのかもしれません。
辞めるに辞められないような立場の人は、ブラック企業の格好の餌食です。
本当に気をつけましょう。

面接官がやたらと上から目線

たまに面接官という立場を勘違いして、面接の際に横柄な態度を取る事があります。
企業が人を採用するために、面接官がいます。
面接官というのは企業にとって、とても重要な仕事なのです。
そういう重要な職務に横柄な態度を取る人がいるという事は、その企業には面接官に割けるリソースがないという事です。
面接官の人間性がおかしいと思ったら、履歴書を返してもらってすぐに帰った方がいいと思います。

まとめ

就職や転職の際に避けては通れない面接ですが、労働力を提供して報酬を受け取るという契約を結ぶわけですから、少しでも納得できない点があったら、その場で聞いた方がいいです。

単刀直入に給料やボーナスについて聞くのも全然アリだと思います。
そこで「君は給料の事ばかり聞くが、仕事のやりがいや達成感という事は聞かないのか」なんて言われたら、すぐに履歴書を返してもらって立ち去ればいいです。

ブラック企業に入社してしまったら、辞めるのも手間がかかりますし、嫌な思いをする事もあると思います。

若いうちに意識しておくといいですね。
ブラック企業にありがちな求人情報を見極めつつ、絶対に自分の労働力の安売りはしない。
そうやって仕事を探すといいと思います。
僕は、かなり失敗しましたから……。

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コメント

  1. 矢里絵梨 より:

    今、同族企業に勤めています。
    毎日社長と社長の息子の専務にはお茶とコーヒーを出しています。専務の顔色を見て毎日仕事をしている感じです。間違えたりなんかしたら叱責がすごいので私は何でこんなに頑張っているんだろうとふと思ってしまいます。はっきりいってやめたいですが今は試用期間なので早いかなとも思ってしまいます。クビになると思いますが…

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